展覧会

特別展「教壇に立った鴎外先生」

2024年04月13日〜2024年06月30日
会場
文京区立森鴎外記念館
観覧料
一般600円(20名以上の団体:480円)
・中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料
・その他各種割引がございます。詳細は当館HPご覧ください。
休館日
4月23日(火)、5月27日(月)・28日(火)、6月24日(月)・25日(火)
リンク

展示内容

 文豪・森鴎外(1862―1922)は留学から帰国後、教壇に立ちました。1888(明治21)年、陸軍軍医学校の教官となり衛生学を教え、1893年から同校の校長となります。その間、東京美術学校(現・東京藝術大学美術学部)で1891年から美術解剖学を、1896年より美学と西洋美術史を講義します。1892年からは慶應義塾大学部で美学の嘱託講師も務めました。東京大学卒業の頃から文筆をはじめ、陸軍軍医としてドイツに留学し、欧州の文化に触れるなどの経験を重ねたからこそ、鴎外はこれらの科目を教えることが出来たのでしょう。講義は、1899(明治32)年に小倉への赴任により終了しますが、教員や学生との交流は続きました。

 他方、鴎外は1908(明治41)から1920(大正9)年に修身や唱歌の国定教科書編纂にもかかわっていました。また、鴎外の作品は生前から現在まで、国語や現代文の教科書に掲載されています。教科書で鴎外の小説を初めて読んだ方も多いことでしょう。

 本展では、教育にたずさわった鴎外の姿を、講義を受けた学生のノートや関連資料、教科書などをとおして展覧します。あなたと鴎外先生の接点が見つかるかもしれません。


会場:文京区立森鴎外記念館 展示室1、2
開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)

監修:山崎一穎(跡見学園女子大学名誉教授、森鴎外記念会顧問)
出品協力:慶應義塾福澤研究センター/福澤諭吉記念慶應義塾史展示館、公益財団法人日本美術院、東京藝術大学 美術学部 近現代美術史・大学史研究センター、東京大学総合図書館、福岡教育大学学術情報センター図書館、防衛省防衛研究所戦史研究センター

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