展覧会
インテリアと詩歌
2024年06月13日〜2025年03月09日
会場
日本現代詩歌文学館
観覧料
無料
休館日
12月~3月の月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)
リンク
展示内容
・「インテリア」をテーマとした直筆作品 48点
・出品者による作品朗読音声
・物故作家作品の活字パネル
・インスタレーション「時空の交錯点 あるいは ことばのワードロ-ブ」
・出品者による作品朗読音声
・物故作家作品の活字パネル
・インスタレーション「時空の交錯点 あるいは ことばのワードロ-ブ」
展示テーマ
代々受け継がれてきた箪笥、1人暮らしのためのベッド、家族の人数に合わせた食卓…私たちはいくつものインテリアに囲まれて暮らしています。
現代では、量販店やネットショップが充実し、気軽に入手できるようになった家具ですが、古代エジプト文明を起源とする歴史の中で、長らく権威の象徴とされてきました。たとえば、ツタンカーメン王のピラミッドからは、華やかな装飾のほどこされた机、椅子、寝台などの調度品一式が見つかっています。
このことは私たちの根底にある美意識と無関係とはいえないように思われます。家具はそれぞれの機能性や合理性だけでなく、室内の調和あるいは不調和を目指して選択され配置されます。そうして作りあげられる極私的な空間は、ときに他者の共感を得、ときに理解を超えるものとなります。それは、私たちがことばをつむぐ行為、とりわけ詩歌の創作に通ずるようにも思われるのです。
近年、コロナ禍での外出制限、リモートワークなどにより、室内の快適さや利便性が意識されるようになりました。急激に変化し続ける社会の中で、あらためて「私」を見つめる機会となることを期待し、本展を開催します。
現代では、量販店やネットショップが充実し、気軽に入手できるようになった家具ですが、古代エジプト文明を起源とする歴史の中で、長らく権威の象徴とされてきました。たとえば、ツタンカーメン王のピラミッドからは、華やかな装飾のほどこされた机、椅子、寝台などの調度品一式が見つかっています。
このことは私たちの根底にある美意識と無関係とはいえないように思われます。家具はそれぞれの機能性や合理性だけでなく、室内の調和あるいは不調和を目指して選択され配置されます。そうして作りあげられる極私的な空間は、ときに他者の共感を得、ときに理解を超えるものとなります。それは、私たちがことばをつむぐ行為、とりわけ詩歌の創作に通ずるようにも思われるのです。
近年、コロナ禍での外出制限、リモートワークなどにより、室内の快適さや利便性が意識されるようになりました。急激に変化し続ける社会の中で、あらためて「私」を見つめる機会となることを期待し、本展を開催します。