新宮市立佐藤春夫記念館

和歌山県新宮市出身の作家・佐藤春夫の東京の邸宅を故郷に移築復元し、平成元年(1989年)11月に記念館として開館しました。春夫は明治25年(1892年)、新宮市に生まれ、旧制新宮中学校を卒業し上京、慶應義塾大学(予科)に入学するが中退。大正期に文壇にデビューし、大正8年(1919年)の「田園の憂鬱」で作家としての地位を確立しました。全国60校ほどの校歌も作詞しています。昭和35年(1960年)に文化勲章受章、翌年には初代新宮市名誉市民となりました。
記念館の建物は、昭和2年(1927年)東京都文京区関口町に建てられ、昭和39年(1964年)に春夫が72歳で亡くなるまでを過ごした家です。設計は大石七分。東京に男女共学の文化学院を創立し、建築家としても活動した西村伊作の弟です。
2階の寝室だったところをほぼ倍の広さに改造し「展示室」にし、春夫の多様な詩集、小説、随筆、翻訳の初版本や春夫の絵画作品、自作詩歌の書、 谷崎潤一郎と春夫連名の(離婚、結婚)挨拶状その他を展示しています。
ウェブサイト
エリア
近畿・中国エリア
住所
和歌山県新宮市新宮1番地
電話番号
0735-21-1755
FAX
0735-21-1755
開館時間
9:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日、祝日の翌日、年末年始

このページをシェアする