永瀬清子展示室

永瀬清子は、「現代詩の母」と呼ばれ、みずみずしい言葉で自然や生活をうたった日本を代表する女性詩人です。1906(明治39)年2月17日に現在の岡山県赤磐市に生まれ、17歳の時に詩人を志し、1995(平成7)年の誕生日に89歳の生涯を閉じるまで現役の詩人を貫きました。
永瀬清子展示室は、1996(平成8)年度に始まった永瀬清子の里づくり事業のひとつとして1997(平成9)年2月16日に開室しました。展示室では、ご遺族から寄贈された遺品の大半と、ゆかりの方々から寄贈された図書・雑誌・書簡・原稿・書画などを展示し、図書と雑誌の資料目録作成、冊子の発行などによる公開も行い、並行して資料収集にも努めています。企画展では、主に永瀬清子の人と作品、人的交流などをテーマにしてきました。
そして展示室を出たら、そこには永瀬清子が詩に書き、愛してやまなかった風景が広がっています。展示室とともに数々のゆかりの場所からも、詩の世界を体感していただけることを願っています。