菊池寛記念館

　菊池寛は郷土が生んだ偉大な文化人で、現在の文壇の隆盛の礎を築きました。菊池寛記念館は寛の功績と名誉を末永く顕彰するとともに、文化の発展に寄与するため市政100周年記念事業の一環として、1992（平成4）年に開館しました。
　寛は、1888（明治21）年現高松市に生まれ、「父帰る」「真珠夫人」など多くの作品を残しています。またヒューマニズム、リアリズムの作家として多くの読者を持ち、現在活躍の作家たちにも多大な影響を与えています。一方、作家活動以外でも文藝春秋社の設立、「芥川賞・直木賞」の創設、著作権の擁護、作家の地位向上など数々の功績があります。
　当館は、郷土の先賢、菊池寛を見直し、市民の教養の場、学校の課外活動の場としてなど、多くの人々に親しまれる施設となるよう念願しています。

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