原阿佐緒記念館

 原阿佐緒は明治末から大正、昭和初期にかけて「スバル」や「青鞜」、「アララギ」などで活躍した宮城県大和町出身の歌人です。阿佐緒は明治21年、当時は宮床村と呼ばれた山村の裕福な家庭の一人娘として生まれました。東京での美術学校時代に短歌と出会い才能を開花させていきますが、その後のスキャンダラスな報道などによって歌壇の第一線から退くこととなりました。昭和後期に入ると歌人としての業績が徐々に見直され、平成2年に阿佐緒の生家「白壁の家」が改修され原阿佐緒記念館が開館しました。「白壁の家」は明治中期に建てられた擬洋風建築で、記念館の館内からは今でも阿佐緒が暮らしていた頃の息吹を感じることができます。情熱の歌人、恋多き人と言ったイメージを持たれる原阿佐緒ですが、短歌や残された資料などからは子を慈しむ母親としての、また芸術を志す歌人としての、そしてひとりの人間としての阿佐緒の姿が伝わってきます。
ウェブサイト
エリア
北海道・東北エリア
住所
宮城県黒川郡大和町宮床字八坊原19-2
電話番号
022-346-2925
FAX
022-346-2925
メール
info@haraasao.jp
開館時間
9:00~16:00
休館日
毎週月曜(月曜が祝日の場合翌日)、12/28~1/4

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