新宿区立林芙美子記念館

 林芙美子記念館は、作家林芙美子の旧居を公開し、新宿落合における彼女の足跡を偲ぶため、平成4年(1992)3月公開し、現在は東京都歴史的建造物に指定されています。
 林芙美子は、大正11年(1922)19歳で尾道から上京し、職や住居を転々としながら文学を志しました。昭和5年(1930)に落合に移り住むと、刊行された『放浪記』がベストセラーとなり、文壇に華々しくデビューしました。
 芙美子がこの家で暮らしたのは、昭和16年(1941)8月から、その生涯を終えるまでの10年間にすぎません。しかし、この間『晩菊』『浮雲』などの後期代表作を発表し、作家として充実した時を過ごし、家庭生活においても愛する家族に囲まれ、生涯で最も満ち足りた日々を送りました。
芙美子が望んだ「愛らしく美しい」家は、在住時そのままに、飾らない落ち着いた佇まいを見せています。アトリエ展示室では年4回の展示替えをしながら、作品や遺品の紹介をしています。四季折々に山野草が咲く庭園と合わせてご鑑賞ください。
ウェブサイト
エリア
関東エリア
住所
東京都新宿区中井2-20-1
電話番号
03-5996-9207
FAX
03-5982-5789
開館時間
10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日
月曜日(月曜日が休日にあたるときは翌日)
お問い合わせ

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