展覧会

特集展「小学校時代の三島由紀夫」

2023年08月09日〜2024年06月30日
会場
山中湖文学の森 徳富蘇峰館・三島由紀夫文学館  
観覧料
●一般 ・個人500円 ・団体450円 ・障がい者250円
●大学生・高校生 ・一般300円 ・団体250円 ・障がい者150円
●中学生・小学生 ・一般100円 ・団体50円 ・障がい者50円
※高校生以上の学生の方は学生証をご提示ください。学生証のご提示がない場合、一般料金となります。
休館日
月曜日・火曜日(祝祭日の場合はその翌日)12月29日~翌年1月3日資料点検日(不定期)※ゴールデンウィーク期間(4月28日~5月6日)は月・火曜日も開館。
リンク

企画概要

三島由紀夫は、「天才」とか「スーパースター」と言われた作家です。ノーベル文学賞の候補にも複数回挙がりました。そんなとんでもない人間の、小学校時代はどうだったのかを振り返ってみようというのが、この展示です。三島由紀夫――本名・平岡公威――は、子どもの頃からずば抜けてすぐれていたのかというと、そうでもありません。病気がちで、顔色が青白かったので「シラッコ」と言われからかわれていました。体育は大の苦手。勉強の成績もさほどよくはありません。公威が通ったのは、学習院初等科でした。戦前の学習院は皇族や華族(貴族)のための学校で、平民(一般人)の公威は、そこで本物の上流階級を知ります。
運動が苦手な公威は、文章を書いたり絵を描いたりするのを好みました。先生にほめてもらおうとして書いた作文「卒業」もあります。いい子ぶる自分を嫌う自意識はまだ出ていません。大人が気に入る文章を書けることに、得意になっていたのでしょう。――子ども時代の資料からいろいろなことが読み取れます。

館長・佐藤 秀明

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