展覧会

特集展「推しの演劇~新世紀の三島演劇」

2024年07月03日〜2024年12月28日
会場
山中湖文学の森 徳富蘇峰館・三島由紀夫文学館  
観覧料
●一般 ・個人500円 ・団体450円 ・障がい者250円
●大学生・高校生 ・一般300円 ・団体250円 ・障がい者150円
●中学生・小学生 ・一般100円 ・団体50円 ・障がい者50円
※高校生以上の学生の方は学生証をご提示ください。学生証のご提示がない場合、一般料金となります。
休館日
月曜日・火曜日(祝祭日の場合はその翌日)
リンク

展示概要

 ファンが"推し"を応援し、その良さを布教していく"推し活"文化が老若男女を問わず、さまざまな世代に根付いてきました。そんな社会現象を背景に、"三島推し"の方は世界各国に存在し、死してもなおさまざまなかたちで、三島を推し続けてくれています。"推し活"のひとつとして、劇場へ足を運び、演劇を通して作品を楽しんでいる方も多くいらっしゃることと思います。
 ハードルが高いとされている三島作品も、演劇というメディアを通して文字ではなく、"視覚的、聴覚的に体感する"ことでその魅力や世界観を感じることができます。三島演劇から、"三島推し"になった方も多いのではないでしょうか。小説家として有名な三島ですが、82作品(修辞、潤色、翻訳を含む)もの優れた戯曲を残しています。それは現在においても国内外を問わずたびたび上演され、その人気は衰えることはありません。1994年には、演劇評論家を対象としたアンケートで、戦後演劇における"最も優れた作品"として「サド侯爵夫人」が選ばれたことがあります。三島生前の新劇やアングラ演劇などを経て、往時とは演劇状況が変化した現在、三島演劇はどのように受容され、上演されているのか。小説のアダプテーションまたは、三島自身の生涯を舞台化したものを含め、2000年代以降多様化していく三島演劇の今のありさまを、現在活躍中の演劇人たちによる"推し"の三島演劇と上演の紹介によって捉え直します。

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